魂のヴァイオリニスト/若林暢さん/8月28日NHKおはよう日本登場

プラネマン2

2017年09月23日 22:30

更新が遅くなり1ヶ月近く前の話になりますが8月28日月曜日NHKおはよう日本で「無名の演奏家/なぜ人々を惹きつけるのか」というタイトルでヴァイオリニストの若林暢さんの特集がありました。


僕は普段は7時10分頃に出社していますがこの日は自宅を出るのが遅くなり7時20分頃まで家にいました。やばい遅刻する…と思っていたところ今朝のクローズアップというコーナーで若林暢さんが登場しました。


ヴァイオリンの音色が流れ何て素敵だろう!僕の動きは止まりました。しかし舞台にはスピーカーだけで人の姿はありませんでした。

この演奏は若林暢さんというヴァイオリニストでしたが昨年2016年に癌で58才で亡くなりました。


画面にはシンガーソングライターのさだまさしさんが映り驚きました。さだまさしさんと若林暢さんは親交があるそうで「尊いものが残っている」と絶賛していました。


生前は著名になることはなかったですが亡くなってから1年が過ぎ演奏を復刻したCDが発売されるとクラシック部門で1位になり無名の演奏家が亡くなった後で注目を集めるのは異例だと解説がありました。


若林暢さんは東京芸術大学、大学院を経てアメリカの名門ジュリアード音楽院で学び現在の東京芸術大学の澤学長と切磋琢磨していたそうです。


オーケストラや音楽事務所に所属することがなく澤学長は名誉欲を感じたことがなかったと話していました。

出社前だったのでゆっくり聞けませんでしたが若林暢さんは母親は難病で車イス、父親は癌、離婚2回と大変な環境の中で音楽に打ち込んでいたそうです。


3年前に若林暢さんも癌になり介護をしていた両親にも病院を告げずに手術しました。余命3ヶ月と診断された後で友人が企画した演奏会に出演、医師からは演奏は無理だと言われながら病気のことは伏せて演奏会に臨みブラームスを弾いたそうです。


母親がNHK、BSで朝ドラをみると言いチャンネルを変えられ最後まで見れませんでしたが重みのあるヴァイオリニストが紹介され注目されるのは良いことだと思い企画を組んだNHKに感謝したいと思いました。


若林暢さんの演奏が多くの人々に届くことを願っています。

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