前の勤務先の知人の定年に遠くなった20世紀を思う

プラネマン2

2017年03月02日 22:44

僕は1990年4月に新卒で建設関係のメーカーに入社、1999年10月に退社しました。その後現在勤務する会社に入社して16年、新卒で入社した会社より現在の勤務先の方が長くなりました。


時々ですが前の勤務先の取引先の車とすれ違うことがあります。新卒で入社した会社を辞めてから時間が過ぎたのですれ違っても知らない人の方が多いのですが時々僕に気づき手を振ってくれる知人Yさんがいます。


先日現場でYさんに会いました。久しぶりだね!という話からYさんが4月で定年になると聞き驚きました。僕が50歳になることを思えば不思議ではありませんが時の流れの早さを感じるばかりでした。再雇用はあるのか?聞いてみましたが再雇用を受けず退職すると話していました。


僕も3Kの建設現場で働いているので年をとってからの仕事の辛さが理解出来るのでYさんの気持ちが分かりました。そして僕も定年と同時に退職したいな…と思っているのでYさんが羨ましく思えました。


僕は新卒時代から建設関係の勤務が27年目になりますがYさんはそれ以上に建設関係の現場に携わり五輪施設から個人の住宅まで人々の暮らしを支えてきたのかと思うと同じ建設業で働く立場からリスペクトします。長い間お疲れさまでした。Yさんの定年後のご健康とご多幸を願うばかりです。


僕がYさんと前の勤務先で仕事をしたのが20世紀の話になります。前の勤務先は松本支店に統合され長野市にはないのでYさんがいなくなれば前の勤務先で働いたことがあり知っている人は2人だけになり20世紀は遠くなったと思いました。


僕もYさんのように定年でスッパリ辞められたら良いのですが結局は再雇用になると思います。現在の収入は同世代の人に比べればけして多くはありませんが再雇用になったり中年フリーターになれば現在より減るのは確実なので現在がキャリアハイなのか…ふとそんなことを考えました。


遠くなった20世紀と将来の不安を感じながら会社のトラックに目を向けるとこのトラックに乗っているうちが実は幸せなのかな…そんなことを考えていました。

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