バブル世代の25年/NHKおはよう日本/17年7月2日

プラネマン2

2017年07月05日 23:30

普段の日曜日は思い切り寝ている時間ですが先週の日曜日7月2日は朝早くから地域の溝掃除があり早起きして朝食を食べながらNHKの朝のニュースおはよう日本を見ていました。


その中でバブル経済期の象徴ともいえるジュリアーナが復活してバブル経済期に青春を過ごした人が来て連日盛り上がっているというニュースを放送していました。


僕はバブル経済期の1988年から89年まで専門学校に通い東京に住んでいました。その頃は何万円の食事をした…とか幾ら使った…ということが評価された時代でした。


専門学校生だった僕は四畳半一間、トイレ共同、風呂無し1万8千円のアパートに住み学校に通いながらマクドナルドで夜間清掃のバイトをして合間にボクシングジムに通いバイト代のほとんどは後楽園ホールで格闘技観戦に使いバブル経済とは無縁な生活をしていました。故にDCブランドの服を着なければ入れない…等敷居が高かったジュリアーナやディスコは良く思っていませんでした。


しかし不思議なもので25年ぶりに再営業されたジュリアーナで楽しそうに踊っている中高年を見て若い頃感じた嫌悪感を感じなかったのが不思議でした。


最初に特集された47歳の女性は出産後うつになり苦しんだそうですが若い頃聴いたディスコミュージックを支えに鬱と闘っていたそうです。子供が二十歳になったら一緒にジュリアーナにいきたいと話していて独身の僕から見れば子供がいて支えになり羨ましく思えました。


続いて登場した男性は飲食店を経営していたそうですが廃業して飲食店があった場所を訪れていました。10歳になる子供がいて子供のために頑張りたいと話していました。


もう1人の男性はノリノリでしたが癌になり喋れなくて機会を使って話していました。若い頃はプロボクサーとして活躍、KO必至のファイトで相手を倒した若き日の男性が映っていました。勝った夜はそのままジュリアーナで踊り明かしたそうですがその後癌になりボクシングで鍛えた人も病になる現実を感じました。溝掃除が始まり最後まで見れず続きが気になりました。

ジュリアーナで青春を過ごした人たちは心の拠り所があり羨ましく思いました。僕は先に書いた通りディスコとは無縁な生活をしていました。しかし若い頃キックボクシングジムに通っていたことがあり1度吉本興行さんがスポンサーになり難波グランド花月の地下のディスコで試合をしたことがありました。


難波グランド花月は僕が高校生の時に修学旅行に行き集合写真を撮影した場所でそこで格闘技の試合ができて高校時代の夢が叶った!と大喜びでした。芸人さんも来るのかな?とウキウキしていましたがディスコに入りびっくりしました。お立ち台の場所にジムで使っていたリングが組み立ててありました。考えてみればディスコという限られた空間で本格的なリングが組めるはずもなくそのリングのイメージはエレベーターの中で闘いどちらかが出てくるそんな試合形式でした。


ディスコ風なミュージックで入場しながら僕は人生の中で一番注目されているんだな…と考えていましたがリングに入るとお客さんの目線の高さで相手と向き合い一段高い場所で闘う本格的なリングと大違いで街の中で喧嘩になり人だかりが出来ているイメージを感じ闇ファイトというか地下格闘技の感じがしてガラスのメンタルを持つ僕は大事なところが縮み上がる思いでした。


そんなディスコの思い出故に形は違えどディスコに思い入れがあったジュリアーナに集う人たちに若い頃感じた嫌悪感を感じなかったのだと思いました。


殴られたり蹴られたりの思い出と男女の触れあいがあった人たちとは正反対ですが朝のおはよう日本を見て良かったと思いました。そしてディスコに思い入れがある皆様に幸あれ!と思いながら溝掃除を始めました。

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