東京大学/音楽部管弦楽団/スプリングコンサート2017長野公演

プラネマン2

2017年10月22日 04:53

更新が遅くなり半年以上前になりますが3月12日に長野市芸術館で開催された東京大学/音楽部管弦楽団さんのスプリングコンサート2017長野公演に行ってきました。


東京大学/音楽部管弦楽団さんは1920年な発足、当時はまだプロのオーケストラは存在せず宮内庁や一部音楽大学等にしかオーケストラはなく日本のオーケストラの黎明期からあった歴史ある楽団です。2020年の創立100年に向けて研鑽する楽団が長野市に来てくれ楽しみでした。


この日は地元の小諸高校音楽科の演奏会が昼間長野市芸術館リサイタルホールで開催されハシゴ観賞でした。犬の散歩をしてから夜長野市芸術館に行くと駐車場は満車で緑町の立体駐車場になんとか駐車できました。

場内に入ると超満員でなんとか空席を見つけ座れましたが芸術館メインホールが満席で凄い活気でした。


今回のスプリングコンサート2017は3月10日に東京芸術館でスタート

3月12日は長野市芸術館
3月17日は横須賀芸術劇場
3月18日は豊田市コンサートホール
3月20日は呉市文化ホールという日程でした。


春に演奏会を開催するのは初めてになるそうですがプログラムの挨拶に伝統にあぐらをかくことなく変革を受けいれられる団体でありたいとあり素晴らしいと思いました。初めて舞台を踏む1年生からこの演奏会を最後に卒団する4年生まで団員それぞれの気持ちがどう演奏に表れるか楽しみでした。


オープニングはワーグナー/トリスタンとイゾルデより/第1幕への前奏曲/イゾルデの愛の死が演奏されました。


作品背景としてはドイツで国民革命の試みが潰れた1949年に革命活動家ザクセン国王の宮廷指揮者ワーグナーは反逆罪でドイツを追われチューリヒに亡命しましたがその後大作ニーベルングの指輪を作曲の合間に着手されたのがこの曲でパトロンの妻と親密になり満たされない恋愛に悩んでいた頃の作品になるそうです。他に2ページ以上丁寧な解説がありました。


2曲目はシュトラウス/交響詩ティル、オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらが演奏されました。


ティルは16世紀初頭にドイツで出版れた民衆本でティルは社会のあらゆる立場の人々にいたずらをしてまわる喜劇になるそうです。シュトラウスはティルを主人公としたオペラの台本を書き始めましたがティルはオペラではなく交響詩として発表されたそうです。詳しい解説がありましたがここでは省略します。


休憩後1時間以上ブラームス/交響曲第1番ハ短調作品68が演奏されました。2ページ以上にわたり詳しく解説がありましたがここでは省略します。


アンコールとしてドイツ民謡/歌声ひびく野に山にが歌われました。ハープによる伴奏が素敵でした。サプライズとしてヴァイオリンで真田丸が演奏され長野高校出身の佐野智彦さんの指揮で信濃の国が演奏され感動の舞台が終了しました。

会場は満席でしたがその中には小さなお子さんもいました。時々小さなお子さんが騒いで雰囲気が台無しになることがありますがこの日は皆マナーが良くて音楽愛好家による一体感が素晴らしく来て良かったと思いました。


僕はここまで満席になるとは思えず東京大学の組織の強さを感じました。そして人数合わせで来ているのではなく芸術に親しむ心も素晴らしいと思いました。

演奏は団員が1つになり素晴らしかったですが真田丸を演奏したり信濃の国を歌ったりサプライズが良かったです。


東京大学音楽部管弦楽団さん素晴らしい演奏会をありがとうございました。皆様の音楽が更に極まって行くこととキャンパスライフの充実と楽団が更に発展していくことを願っています。

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