世界の中心で愛を叫ぶ/行定勲監督/ロマンポルノをリメイク

プラネマン2

2017年02月05日 08:36

日本最古級の映画館長野ロキシーさんは今年12月25日に創立100年を迎えます。100周年に向けていろいろなイベントを開催しています。昨日2月4日からは創立50周年になる信濃美術館さんとコラボして門前映像祭を開催、東京から短編アニメの制作者が来て舞台挨拶がありました。芸術のような短編アニメを楽しみ他の映画館にない良さを出していました。



他に100周年イベントとして昨日2月4日からロマンポルノリブートが始まりました。1971年に始まった10分に1回の濡れ場が代名詞の伝説の映画レーベルで監督たちは一定のルールと制作条件を守れば自由に映画を作れたのでいろいろな表現が出来て映画史において最もセンセーショナルな作品レーベルとして国内外で高く評価されているそうです。


長野市でロマンポルノといえば僕が高校生だった1980年代前半に千石劇場の場所にありました。僕の父親が千石劇場の招待券をどこからか貰ってきた時に日活の券もあり出かけてみました。入り口の女性が「あんた高校生だろ?」と言いました。僕は違うと言いましたが今回は見逃してあげるから大人になるまで来てはいけないよ!と言われました。グッズを買って帰り同級生に見せて大人の世界を知った錯覚を感じました。他に芸能人が落ち目になるとロマンポルノに出る傾向があり僕が当時ファンだった芸能人がロマンポルノに出る出ないでケンカになったことがありました。


今回は日本の有名映画監督がロマンポルノをリメイクする企画で第1弾は2004年に世界の中心で愛を叫ぶを出した行定勲監督が撮影したジムノペティに乱れるが上映されます。


現在は建物が取り壊されない東宝中劇で世中を見ました。満員で1回上映を見送り補助椅子で見ました。僕が大学受験に失敗して引きこもっていた1986年のことを思い出したり純愛が羨ましく感じた心に響いた世中でした。


その世中の監督がロマンポルノをどうリメイクするのか楽しみです。今回は日本の有名映画監督5人がロマンポルノをリメイクしますが80分前後、10分に1回は濡れ場、制作費は一律、撮影期間は1週刊、完全オリジナル、ロマンポルノ初監督などのマニフェストがあるそうです。


チラシのコピーは「大人になっても男は愛の未熟者」で出演女優は真田丸出演で注目される慶應義塾大学卒業でnon・noの専属モデルを経て女優になった岡村いずみさん、新鋭女優芦那いずみさんが出演、2人の良さを行定勲監督がどう表現するか楽しみです。


エリック、サティの名曲ジムノペティの調べにのせた官能映画、どのような出来になるか楽しみです。ロマンポルノリブートの盛会とロキシーさんの100周年イベントが素晴らしいものになることを願っています。

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