第九をバレエで表現した/ダンシングベートーベン/3月16日までロキシーで上映
昨夜3月10日は長野ロキシーさんで上映中のダンシングベートーベンを見て来ました。
故モーリス・べジャール氏によって振り付けられた伝説のダンスがモーリス・べジャール・バレエ団と東京バレエ団、世界的な指揮者ズービン、メータ率いるイスラエルフィルハーモニー管弦楽団の演奏、合唱団、総勢350人が1つになりベートーベンの第九をバレエで表現した伝説のステージの東京公演が上演するまでを描いたドキュメンタリーです。
妊娠が発覚して主演を諦めるバレリーナ、そして若いバレリーナに役を代わられキャリアが中断する悩みと生まれてくる子供に対する期待、父親になる喜び、客席からは分からないバレリーナの舞台裏、必死さに胸が熱くなりました。
ステージの上では隣にいるバレリーナの国籍や肌の色は関係なく人類皆兄弟の精神で打ち込む関係者、ダイジェストですが洗練されたバレエ、バレリーナのためだけでなく第九の精神を踊りに例え描いた感動的な作品で細かな感想よりただ凄い、素晴らしい、芸術とベートーベンの偉大さを描いた作品でした。
この日観客は僕ともう1人だけでした。ゆっくり見れるのは良いのですがこうした作品はもっと注目されて欲しいと思いました。公開は3月16日までです。劇場のスクリーンで迫力のバレエと第九を味わって欲しいと思います。
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