没後50年/新津文紀展
既に公開は終了しましたが10月15日から11月6日まで八十二銀行本店さん内にあるギャラリー82で開催された没後50年新津文紀展に行ってきました。
八十二文化財団さんは長野県縁の画家にスポットを当て個展を開催していますが今回は佐久市出身の新津文紀氏(1904年から66年)の個展を開催しました。
僕は10月29日に観賞に行きました。この日は新津文紀氏のお孫さんのヴァイオリン奏者新津くららさんが祖父の個展会場で演奏会を開催するという素敵な企画がありました。
新津文紀氏は現在の野沢北高校を卒業後現在の木曽青峰高校で美術教師を務めその後都内出版社を経て信州の実家に疎開するなど時代に振り回されていました。油絵はほとんど独学になるそうですが辰野町出身の洋画家中川紀元氏には教えてもらったそうです。
新津文紀の源流として30代の木曽時代の絵画2枚、
新津文紀の眼、花々が18枚
新津文紀の眼、山岳と風景、28枚
新津文紀の眼、小動物、静物、仏像が20枚、
新津文紀の眼、県展出品作品を中心に7枚、計75枚の素敵な絵画が展示されていました。
この日新毎の文化欄に個展の紹介があり晩年の油彩「晩夏」の解説がありました。個展のチラシには冬山、紫陽花、鶏が描かれ力強い迫力のある絵画が多かったと思います。
新津文紀氏は型破りな逸話が多く地元では親しみをこめて「奇人」と呼んだそうですが50年の時を経て素敵な絵画を観賞できてありがたいと思いました。
八十二文化財団さん素敵な企画をありがとうございました。これからも長野県縁の画家にスポットを当て文化芸術の振興をしてくれることに期待しています。
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