10月21日土曜日に若里市民文化ホールで開催された中国映画祭/唐山大地震を見に行きました。
この企画は日中国交正常化45周年記念として長野市日中友好協会さんが主催、午後2時からと午後6時からの2回上映されました。
この映画はかつて長野ロキシーさんで上映予定でしたが東日本大震災が起きて配慮して公開が延期になったことがありました。1976年の唐山大地震で生き別れになった姉弟が32年ぶりに出会った話でした。
この日は土曜日出勤で途中からの観賞になりました。夏の暑い夜に双子の姉弟の両親がトラックの荷台で交じりあっていた最中に大地震が起きた場面から観賞しました。
父親は建物の下敷きになり亡くなり姉弟が生き埋めになりました。瓦礫の両端に姉と弟が下敷きになり力をかける関係でどちらかしか助からなくなりました。姉と弟どちらを助けるのか?と問われた母親はとっさに弟と言い弟は片手を失いましたが助かりました。
姉は仮の遺体安置場にいましたが意識が回復してさ迷っているところを保護され軍隊の幹部の夫妻の養子になることになりました。
姉と弟はそれぞれ接点がなく別々の人生を歩むことになりました。
姉の継母は姉が大学進学で故郷を離れてしまうと戻ってこないことを心配して…
弟の母親は腕の無い息子を心配して大学に行かせたくて苦労したり…
母親は夫や亡くなった娘のことを思うと再婚や贅沢を受け入れなかったり…
姉はシングルマザーになり父親に再婚話をした時に父親は相手の職業は良いが相手はお前に優しいのか…と心配したり家族の絆が心に響き見応えがありました。
家族が離れ離れになる震災の悲惨さはかつて善光寺地震があり数年前に震源地の大規模な地震があった長野市も他人事とは思えないメッセージ性がありインパクトがありました。
日中友好協会さん素晴らしい企画をありがとうございました。僕が以前見た中国映画で北京ヴァイオリンという映画が素晴らしかったですが中国の映画をぜひ上映して欲しいと思いました。
国家間ではいろいろなことがあっても長野市と中国には姉妹都市があり長野市日中友好協会さんは中国語口座を開設して日中友好に務めています。民間レベルでは日中友好が素晴らしいものになることと日中友好協会さんの更なる活躍を願っています。