2017年01月03日
サイレント映画ピアノ生伴奏付き上映会/長野ロキシー100周年キックオフイベント










長野ロキシーさんは今年12月25日で会社創立100周年を迎えます。全国的にシネコン化が進み古い映画館が無くなって行くなかで100年続いていることは凄いと思います。
会社創立99年目の昨年12月25日から1年間イベントが続きますがキックオフイベントとしてサイレント映画ピアノ生伴奏付き上映会が開催されました。
サイレント映画とは映画が誕生して120年余り最初の40年は音楽の生伴奏と共に上映されそのスタイルはサイレント映画と呼ばれています。そのサイレント映画が上映された映画館で昔のスタイルで上映されるのは映画史的に意義がありロキシーさんしかできないオリジナルなイベントだと思います。
今回はゲストとしてサイレント映画ピアニスト柳下美穂さんがゲスト出演しました。欧米スタイルのサイレント映画伴奏者は日本初になるそうで洋画邦画問わず全ジャンルをこなすそうです。
柳下美浦さんは楽譜がなく映像を見て即興で演奏するそうです。映像と音楽がマッチして上映中ノンストップで弾いていたのは凄かったです。
柳下美浦さん曰く都会では都市計画に巻き込まれたり地価が高く採算がとれず古い映画館は無くなりビルのテナントを借りて営業しているそうです。ロキシーさんのように街中に残っているのは稀で皆で守って欲しいと語っていたのが心に強く響きました。
上映は最初に1929年日本の作品「モダン階段100000000円」が上映されました。上映時間15分でした。父親に結婚を反対され駆け落ちしたカップルが国定忠治の埋蔵金ラッシュで賑わう赤城山に迷いこんだ話しです。
先に掘っている人に「埋蔵金はどこですか?」と聞き「知っていたら誰も何十年も探さないわ!」と怒られたり…怪しげな住人に会い驚いて逃げたら木に引っかかったり…お寺に逃げ込みお腹が空いたのでお供えものを盗もうとしたら幽霊に会ったり…
15分間にギャグが濃縮され面白かったです。最近のお笑い芸人は人を弄ったり嫌みがありあまりセンスがないと思いますが爽やかで楽しい笑いの連続でした。
続いて1930年のドイツ作品「日曜日の人々」は上映時間73分でした。
ナチスの悪夢がおきる直前のベルリンの休日を映した映画でした。タクシードライバー、、セールスマン、店員、普通の人々の楽しい休日や水遊びや公園の様子が映され平和のありがたさを感じました。
昔のスタイルに近づけるためにおせんにキャラメルの販売がありました。サイレント映画最盛期には休憩時間に売り子がいたそうです。
温かな雰囲気の中で映画の歴史を感じ楽しいイベントでした。長野ロキシーさんが100周年を機会に更に発展することを願っています。
写真は明治36年のロキシーさんの前身です。
エネオスウイング/お取り寄せクラブ/特等はディズニーチケット
鉄の武器と長野の古墳/第19回長野市埋蔵文化センター発掘調査
水野美術館/新春イベント2018
登竜門祈願祭2018/川端天神社/長野市高田
バーミヤン32周年/長野大豆島店/18年3月30日
福袋1000円/ローソン長野稲里町田牧店オープン記念
鉄の武器と長野の古墳/第19回長野市埋蔵文化センター発掘調査
水野美術館/新春イベント2018
登竜門祈願祭2018/川端天神社/長野市高田
バーミヤン32周年/長野大豆島店/18年3月30日
福袋1000円/ローソン長野稲里町田牧店オープン記念