2018年04月06日
「月光」を奏でるヒロインの半生に涙/映画・ローズの秘密の頁






取り壊しが決まった精神病院で転院する患者の再診のために精神科医が訪れて来ました。その中で自分の赤ん坊を殺した罪で40年入院していた老女ローズ・クリアを診察することになりました。
老女は罪を否認して本名とは別のローズ・マクナルティを名乗っていました。ローズは聖書の中に日記を綴っていました。ピアノ曲「月光」を奏でる彼女に普通の患者と違うものを見た精神科医は彼女に興味をもつようになりました。ローズは聖書をに綴った日記を見せながら自分の半生を語り始めました。
最近はチラシ類を見ないで映画を見ているので当時のアイルランドと隣国イギリスとの関係、プロテスタントとカトリックの宗教対立が分からず最初はストーリーが飲み込めないでいましたが後で時代背景が分かりローズの恋人が追われたり神父とローズの恋人が対立したのが分かりました。
悲壮感に溢れたストーリーでしたがその中で必死に生きてきたローズの半生や後半の展開に女性客のすすり泣きが聞こえ思わずもらい泣きしました。題名のローズの秘密の頁の意味が分かった時に感動が更に高まりました。
最近ピアノを始めた僕としてはローズが月光を弾く場面が素敵で聖書に月光の音符があったのでピアノが出て来たことでより印象深くなりました。
この時代でなく現代に生まれて良かったと思いましたが劇場の大きなスクリーンで見れて良かった作品でした。
Posted by プラネマン2 at 05:14│Comments(0)