2017年04月30日

ニホンオオカミ絶滅…/空手家/黒沢浩樹選手死去

極真空手のエキスパート黒沢浩樹選手が3月25日に急性心不全で54歳の若さで亡くなった…と知り驚きました。


僕が17歳だった1984年の第16回全日本選手権がテレビ中継され見ました。中村誠選手は出場せず三瓶選手が出場しましたが新鋭敷島選手に敗れ三誠時代が終わりを告げた大会でしたが黒沢浩樹選手が初出場ながら下段回し蹴りを武器に彗星のように現れ優勝しました。後にキックに転向した竹山選手と激しい試合をしていたのが印象的でした。


お父さんは銀行の頭取だった裕福な育ちながらもウェイトで200キロをスクワットで上げたり肉体を極限まで苛め抜き格闘技雑誌ではニホンオオカミと呼ばれていました。


個人的には伝説になった91年の大阪府立体育会館で開催されたウェイト制で試合中に解放骨折をしながらも戦い抜いた試合をリアルタイムでみました。2階席から見ていましたが審判団の骨が見えているぞ!という声で試合がストップ、担架に乗せられるのを黒沢浩樹選手は嫌がり暴れていたのが印象的で真の武道家だと感じました。


もう1試合、伝説のウェイト制より前ですが89年に両国国技館で開催された第21回全日本選手権を観戦に行きました。その時黒沢浩樹選手は3回戦でイランの選手と対戦、体重判定で敗れました。


この大会の2大会前にまさかの奇襲の飛び膝蹴りで敗れてから黒沢浩樹選手は勝てない時代を過ごしていましたがこの大会は黒沢浩樹選手の苦しい時代だったと思います。


その後K-1やPRIDEにも参戦、闘う本能は衰えることはありませんでしたが54歳の若すぎる死でニホンオオカミは絶滅してしまい黒沢浩樹選手のような武道家は後世出ないのではないか…と思いました。


黒沢浩樹選手感動をありがとうございました。ご冥福を祈っています。


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Posted by プラネマン2 at 21:24│Comments(0)格闘技の話題
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