2017年08月11日

長野市出身/零戦パイロット/原田要さんドキュメント映画

7月29日は長野ロキシーさんで「原田要平和への祈り/元ゼロ戦パイロットの100年」というドキュメンタリー映画を見に行きました。この日は宮尾哲雄監督と原田要氏の主治医の舞台挨拶があり出かけてみました。


長野市浅川地区出身の故原田要氏は17歳で旧日本海軍に志願、認められゼロ戦パイロットとして真珠湾攻撃やミッドウェー海戦にも参加、多数の敵機を打ち落とした戦争の最前線にいた元戦士でした。


命乞いしている敵を打ち落とした話や自身も撃墜されジャングルの上に着陸して九死に一生を得た話しや敵を深追いして空母に戻れなくなった時に母親に似た雲を見てそちらに行ったら助かったなど戦争体験の悲惨さわ感じると共に原田要氏は戦争体験を風化させないように守られていたのだと感じました。


信毎のカメラマンが報道の規制がある中で戦争時の様子を撮影した話しで蕎麦屋に材料がなくうどんを販売しても直ぐに売り切れた話しや中央通りに防空壕を掘った話しや和紙で風船爆弾を作った話しや女性に竹槍を習わせていた話しなど戦争時に生まれなくて良かったと思いました。


原田要氏は戦争が終わると一転して元軍人は社会から冷たくされGHQのマークもつき大変なようでした。そんな中で若槻団地の自治会長をした縁で共働き世帯のお子さんを預かるようになり幼児教育に情熱を注いでいくのは何かを成すために生まれてきたのだと感じました。


原田要氏は99歳で無くなったそうですが長野ロキシーさんも現在創立99年目で不思議な縁を感じました。最近のアベ政治を見ると軍靴の音がした時代に戻したい感じがしますがそんな中で原田要氏のことを語り継ぎ悲劇は1度だけにして欲しいと思いました。


この日普段閑散としている権堂は七夕祭りで賑やかでした。この幸せがいつまでも続いて欲しいと思いながら家路につきました。


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