2016年10月09日

長野ホルン倶楽部/第15回演奏会

更新が遅くなり1ヶ月以上前になりますが9月11日にホクト文化ホールで開催された第15回長野ホルン倶楽部演奏会に行ってきました。


僕は40代より音楽に興味をもち始め演奏会は200回以上行っていますがお気に入りの演奏会が出来てその演奏会の開催を聞くと季節を感じる風物詩的な演奏会が出てきました。その1つが毎年9月の中旬に開催される長野ホルン倶楽部さんの演奏会です。


長野ホルン倶楽部さんは今から18年ほど前に長野市を中心に活動するホルン奏者が技術の向上や交流を目的に作られ2002年に第1回演奏会を開催、今回で15回目になります。


団員の皆様はそれぞれ違う楽団のホルン奏者として活動しており最近は新しく高校生もメンバーに加わり長野市内だけでなく県外からも参加者がいる垣根のない団体で素晴らしいと思います。


今回は原点回帰をテーマに初心に帰り選曲や音楽作りをしていたそうです。10代から50代、県外からも5人が参加したホルンの祭典が楽しみでした。


第1部は小編成ステージとして…

マーチ、ブリスク/Mディートリッヒ、4名
ホルン4重奏のための5つのノヴェレッテ/Jクーツィール、4名
6つの4重奏曲より/Fシュトラウス


4声のソナールのためのカンツォン1608/第1番/第2番/Gガブリエリ


Gガブリエリはイタリアサンマルコ大聖堂のオルガン奏者でクワイヤと呼ばれる合唱隊と合奏隊が交互に歌い継ぐ分割合唱を発展させヨーロッパ中に影響を与えたそうです。古い時代の名曲をホルンの素敵な音色で聴け良かったです。


5つの古いポーランドのキャロル/Eゴーゴラック、4名、

聖フーベルト・ミサより/Kシュティーグラー、5名
シュティーグラーは1932年に亡くなったウィーンの著名ホルン奏者でウィーン国立音楽院の教授や合奏団設立メンバーとして多方面で活躍したそうです。いろいろな時代の名曲が聴け素晴らしいと思います。


後半は大編成ステージとして2曲…


ホルン、アンサンブルの為の3つのエピソード/真島俊夫氏、20名


真島俊夫氏は全日本吹奏楽コンクールの課題曲など多くの吹奏楽曲を作曲、いろいろなジャンルの曲を吹奏楽用にアレンジしたそうですが今年4月に亡くなりました。20名による重厚なサウンドが魅力的でした。

最後に眠れる熊の伝説/Eイウェイゼンを20名で演奏されました。


北米に伝わる悲しい熊の親子の伝説をナレーション付きで演奏していました。


リクエストとして今日の日はさようなら…が演奏されました。この日はアメリカ同時多発テロがあった日でした。近年テロ等による人災、自然災害等により尊い命が奪われることが多くこうして演奏会で人々が集まれることは素晴らしいことだ…という話からまた来年も会いましょう!というメッセージを込めて今日の日はさようなら…ともう1曲演奏されました。


普段あまり聴く機会のないホルンの魅力を感じた素晴らしい演奏会でした。出演された皆様素晴らしいホルンの音色をありがとうございました。来年も都合がつけば行ってみたい素晴らしい演奏会でした。


出演された皆様のホルンが更に極まることとホルンの魅力が広がって行くことを願っています。


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Posted by プラネマン2 at 11:10│Comments(0)コンサート
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