2017年11月12日
長野市出身/山本貴志さん/ピアノって楽しい!/ホールであそぼ




毎年第4土曜日にホクト文化ホールの大、中、小ホール、ギャラリー、ロビー、第3会議室にあるパイプオルガンと全ての施設を一般解放して近隣のお店がマルシェを出すイベントが開催されています。
今年はイベントの時間帯が重なることが多くあまり行けませんでしたが2時半より中ホールで開催された山本貴志さんのピアノって楽しい!を聴きに行きました。
山本貴志さんはショパン国際ピアノコンクールに入賞した国際的なピアニストで人気テレビ番組の題名のない音楽会で演奏したこともあり名門ベルリンフィルと共演したことがある長野市出身のピアニストです。
前日にはワルシャワ、ストリングカルテットと共演して多忙な中でホクト文化ホールに登場していただき楽しみでした。
今回は山本貴志さんが演奏を交えピアノの魅力を語る企画で司会には山本貴志さんの大学の後輩にあたる長野市出身のピアニスト小井土愛美さんが務めました。
オープニングはショパンノクターン2番が演奏されました。
山本貴志さんは4歳の時に幼稚園の歌の時間で先生がピアノを弾いていることに興味をもちピアノを始めたそうです。
ピアノは言葉でしゃべるよりもピアノの音で気持ちが伝わるのが魅力であり山本貴志さんはピアノを弾くというより言葉をしゃべっている感じだと語っていました。
ピアノが上手くならない人や練習が辛かったりつまらない人に対して山本貴志さんも子供の頃にそうした時代があったそうですが憧れの曲を1曲みつけ目標にして頑張って欲しいと語っていました。
続いてショパンの革命が演奏されました。ノクターンは平和、革命は怒り、同じショパンでも作風や感情の違いがあることを説明していました。
会場はほとんどがお子様でしたが騒ぎだし演奏会の雰囲気ではなくなってきました。僕は内心「うるざいぞ!ここは公園じゃないぞ!騒ぐなら出ていけ!」と叫びたい気持ちでしたが山本貴志さんは子供たちをステージに上げて子供たちの目の前でモーツァルトのトルコ行進曲を演奏しました。目の前で迫真の演奏が繰り広げられたためか子供たちも静かになり山本貴志さんの演奏を見つめていました。こうした機転の効き方や子供たちを静かにさせる力量はプロだと感じ凄いと思いました。
続いて浅田真央さんがバンクーバーで使ったラフマニノフの鐘が演奏されました。低温が鐘を鳴らす感じになるそうですがピアノの改良と共に作風が変わってくると解説がありました。
山本貴志さんはショパンが一番好きでテレビのコマーシャルや友達の演奏会で良いと感じた曲のほとんどがショパンだと語っていました。
ピアノの魅力として歌と伴奏が1人でできること
ピアノに語りかけると分身になってくれること
気持ちをこめると裏切らない
自分の気持ちに応えてくれると語っていました。
最後に質問コーナーがありお子様からピアノを弾く時にどうやって弾くのか?と問われ頭の中で歌を歌っている感じ、指だけでなく頭も心も使う感じと答えていました。
子供の頃の思い出の曲は?の質問に小5までショパンの曲を貰えずずっと憧れていて小5でワルツを貰って嬉しかったと答えていました。
一番好きな曲は?の質問にショパンで選べないと語っていました。
最後に人前で話すのは苦手ですが言葉をしゃべる代わりにピアノが話してくれると語っていました。そしてドビュッシーのアラベスクが演奏されあっという間に時間が終わりました。
終始顔を真っ赤にして集中して演奏していたのが伝わってきました。ピアノの魅力を再認識した楽しい企画でした。山本貴志さん素晴らしい企画をありがとうございました。更なる活躍を願っています。
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Posted by プラネマン2 at 13:02│Comments(0)
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